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米イラン対立で「第三次世界大戦」は本当にもうないといえる…のか?

最大リスクはトランプの「ラフな判断」

米イラン対立、残る「不安」

アメリカによるイラン・イスラム革命防衛隊のガセム・ソレイマニ氏爆殺を機に一気に高まったアメリカとイランの緊張状態。

ソレイマニ氏の喪が明けた1月8日に報復を宣言していたイランが、イラク領内の2か所の米軍駐留基地にミサイル攻撃に踏み切ったことは記憶に新しい。

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これに対してドナルド・トランプ米大統領はイランに対する軍事報復はせずに経済制裁強化を宣言しただけで、現在は小康状態を保っている。

今回の事態はネット上では「すわ、第三次世界大戦勃発か?」とまで騒がれたが、この地域の情勢の読み方がわかれば、そうはならないことは明らかだった。

一方、わずかではあるがまだ不安の種はまだ残っていると言える。

 

そもそも今回爆殺されたソレイマニ氏は何者なのか?そしてアメリカはなぜそこまで踏み切ったかについて触れないわけにはいかない。

ソレイマニ氏はイランでは国軍とは別に存在する軍事組織「イスラム革命防衛隊」の司令官である。日本人にとって国軍と別の軍事組織というのがやや分かりにくいが、これはイランの歴史に由来している。