# 自己啓発

橋下徹流「決して相手に振り回されない」議論のテクニック

「正論」と「感情」で相手を動かせ
橋下 徹 プロフィール

相手と同じ立場に立って、物事を見てみる

この作法を守るための思考法もお伝えしておきましょう。

自分と意見の異なる人がいたら「仮に自分が相手の立場になったら、同じ意見になる だろうか」と考えてみる。つまり、相手と同じ立場に立って、物事を見てみるのです。

人それぞれよって立つところは異なります。そして相手の立場に立てば、自分も相手のように考えたり、振る舞ったりするだろうと感じれば、相手の考えや振る舞いを完全否定し罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせるのではなく、「まあその立場ならそう考えたり、振る舞ったりするのも仕方がないか」と思えるものです。

 

これは、相手の考えや振る舞いをそのまま受け入れることではありません。相手の立場を理解し、「その立場ならある意味仕方がない、同じ状況なら自分もそうなるだろう」と理解することによって、「相手もその立場でよくがんばっているな」という一種の敬意のようなものを持つようになるのです。

そうすれば、どれだけ相手と激しく論戦を交えたとしても、議論の作法を破ることは絶対にありません。