# 自己啓発

橋下徹流「決して相手に振り回されない」議論のテクニック

「正論」と「感情」で相手を動かせ
橋下 徹 プロフィール

そして最後にもう一つ。「正しさ」だけで押し通そうとしないことです。

「正論」を主張するだけでは、相手や組織は動きません。論理的な正当性だけではなく、感情的な納得感も重要なのです。

「言っていることはたしかに正しいんだろうけど、お前だけには言われたくない」

人は、このような気持ちで反対感情を抱くことも多い。

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そして、このような反対感情を相手に抱かせてしまうのは、正論を主張する側が議論の作法を乱してしまっていることが多いのです。

議論の作法とは、相手に敬意を払うことです。「反論」「批判」はしても「侮辱」は絶対にしないということです。誹謗中傷するなどは、もってのほかです。

 

批判とは相手の「考え」「意見」に対して「私は、それは間違っていると思う。なぜなら、こういう理由からです」と持論を展開すること。これは何の問題もありません。しかし侮辱とは、相手の人格を否定したり、馬鹿にしたりすることで、これは絶対に許されるべきではありません。

この世の中には、他者の人格を否定していい人間も、他者から人格を否定されていい人間も存在しません。いかなるシチュエーションにおいても、侮辱は議論における禁じ手。どれほど自分と意見が食い違う相手でも、敬意を持って議論することが鉄則であると心得てください。