橋下徹氏の写真提供:SBクリエイティブ
# 自己啓発

橋下徹流「決して相手に振り回されない」議論のテクニック

「正論」と「感情」で相手を動かせ
あなたが心から納得できる人生を送るにはどう考え、動くべきなのか。
新刊『異端のすすめ 強みを武器にする生き方』を出版したばかりの橋下徹氏が「橋下流・後悔しない生き方」を説く、短期集中連載。
第3回は、人に安易に忖度しないで生きるための、議論の作法とテクニックを公開する。

人に強くなる議論のテクニック

仕事でもプライベートでも、人と衝突することを恐れてはいけません。人と意見が食い違っても、そこでなあなあで済まさず積極的に意見を戦わせることで、生煮えだった自分の思考が洗練されることも多いのです。

人から意見されることや批判されることは、自分の思考訓練になり、あなたの持論を磨くことにプラスとなるのです。逆に衝突するべきときに何となくやり過ごすと、あなたの持論を磨くチャンスを逃すことになります。

さらに、お互いに不平不満を溜め込むことにもなってしまう。そしてその不平不満が自分の中で膨らみ、やがて爆発するかもしれません。

日本人に強い傾向なのか、「衝突=悪」と考える人が多いようですが、衝突することもまた、自分の商品価値を高めたり、不平不満を爆発させずに物事を前進させたりするために重要なコミュニケーションの一環だと考えてください。

 

僕が人生経験から学んだ議論のやり方をいくつか紹介しておきましょう。

たとえば、相手が感情的になっているときは、収まるまで一呼吸置くというのがよくいわれている正攻法ですが、どうしても収まらない場合には、こちらも一撃を放つというやり方もあります。黙り込まずに、激しく言い返すのです。

あなたがいつまでも黙り込む姿は、相手には「こちら側が、押すことに成功している」「このまま押し切れる」と映り、ますますそれに乗じて言葉の礫(つぶて)を投げつけてくるでしょう。そうさせないために、あなたも感情を入れて言い返すのです。

黙っていたあなたが一撃を放つと、相手は「ハッ」と動揺することもあるでしょうし、そのまま激しく言い合いになれば、それが無益であることを相手も悟り、言い合いはもう止めようという雰囲気が生じることもあります。