【JAPAN connection】
47都道府県に散在していた
150もの技と才能で埋め尽くされた
京都新聞ビル地下一階

壁面には匠たちのポートレートパネル、テーブルには彼らの作品がずらり。

平安神宮と同様、隈研吾氏が空間演出を手掛け、47都道府県の匠の技・作品が一堂に集結した京都新聞ビル地下一階でのインスタレーション。2015年に役割を終えた印刷工場跡地である。

入り口には隈氏の手による、47都道府県の地方新聞の古紙を編み込んだパビリオン「AMI-AMI」を展示。このプロジェクトと匠の架け橋となった、新聞を使った作品である。

隈氏によると、「平安神宮は緑豊かで自然の風を感じられる京都の庭のような場所。一方、ここは新聞が吸っていたインクや油のにおいが残る地下の洞窟のような場所。異なる二つの世界観は、いずれもモノづくりを背景にした京都らしい場所でもあります」。

自然や社殿の中でドラマティックに演出された平安神宮に対し、京都新聞ビルでは実直な匠の技が整然と陳列されているさまが圧巻であった。