さらに多様な「姓の選択」

アメリカで結婚後に女性が別姓を選べるようになったのは、1972年のことだ。

50年近く前に別姓が選べるようになったのだが、じつは苗字の選択にはそれ以外にも、かなりバリエーションがある。たとえば「山田よしこ」さんが「ジョン・スミス」さんと結婚したと仮定して、選べる姓は4通りあるのだ。
  
①そのまま元の苗字(ギヴン・ネーム)を使う。夫婦別姓で「Yoshiko Yamada(ヨシコ ヤマダ)」となる。
 
②どちらかの配偶者の苗字に変更する。(多くは夫の苗字に合わせて「Yoshiko Smith(ヨシコ・スミス)」にする)
 
③互いの名前をハイフンでつなげて、新しい苗字にする。
これだと「Yoshiko Yamada-Smith(ヨシコ・ヤマダースミス)」になる。最近多く見かけるスタイルで、ハイフンでつなげることで両方の苗字が生かせるという利点がある。
 
④互いの名前の一部や全部を合わせた新しい苗字にする。
たとえば「Yoshiko Smithamada(ヨシコ・スミサマダ)」といった新しい姓を作ることもできる。

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 さらにもうひとつ近頃よく見かけるバージョンが、前述の②で結婚後の姓を選んだ上で、ミドルネームを変更する方法だ。基本的には配偶者の姓に改姓する方法なので、②のバリエーションとなる。

アメリカにはミドルネームがあるので、自分の旧姓をミドルネームにして、「Yoshiko Yamada Smith(ヨシコ・ヤマダ・スミス)」という表記にすることもできる。

たとえば企業が合併した時、新しい名前になる場合は名前の徹底のためにCMをうつこともある。それくらい「名前」は大切なことだ Photo by iStock