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最難関大学や医学部に「合格する子ども」の親たち、その意外な共通点

「5つのポイント」を指南
原田 広幸 プロフィール

「学校・先生・テキストの悪口」を言わない

熱心で真面目な親ほど、学校や塾の不備が目につきやすい。自分に厳しい人は、他人にも厳しくなりがちだ。

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なまじっか自分が有名大卒だったり、受験勉強に一家言あったりするような親は、「学校のこのテキストはダメだな」とか、「あの先生の言っていることは間違っているから授業中は内職でもしていろ」とか、「本当にあの学校は使えないな」とか、そんなネガティブな評価を子どもにぶつけがちになる。

そんな悪口を聞かされた子どもはどうなるか。学校の先生の授業を聞かなくなる。塾の先生を信用しないようになる。いま使っている教科書や参考書を信頼できなくて、「評判のよい」問題集にあれこれと手を付けるようになる。

あれはだめ、これもだめと、成績の不振を先生や教科書のせいにし始める。ひいては、勉強が嫌いになり、そのまま大学受験もうまくいかないということになりかねない。

 

もちろん、親から見て、本当にどうしょうもない失態や目に余る怠慢に気づくことも、少なからずあるだろう。しかし、そんな時でも、なるべく子の前では、文句を言わない、ディスらないのが得策である。子の前では中立を装い、むしろ学校や先生の事情を察してあげる余裕を見せてほしい。

そのうえで、学校や先生に、直接、気づいた点を指摘するとよい。このような冷静な態度で、丁寧に接するならば、むしろ指摘された学校も真摯に受け止め、改善策を考えてくれるだろう。

反対に、子どもの方から「あの先生、なんか合わないみたいだ」という発言があった場合でも、その評価を鵜呑みにはしないようにしたい(いじめやモラハラ・パワハラがある場合はまた別の話だが)。

子どもの立場・子どもの味方についているというポーズは必要だが、冷静に対処されたい。この場合も、先生や学校の全面否定はしないほうが良く、子どもではなく、学校にまず相談するようにしよう

一番避けたいのは、先生や学校、教材に対する「全面的な不信」が、受験生のモチベーション低下につながってしまうことである。往々にして、親のコメントは、このような意図せざるマイナスの効果を持ってしまうことがある。