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アシックスとミズノが“ナイキの厚底”に勝てない「致命的な理由」

結局、東京五輪には間に合わない
酒井 政人 プロフィール

次々と有力選手たちが流出…

井上は元日のニューイヤー駅伝でも、最長4区で17人抜きを披露。設楽悠太(Honda)が保持していた区間記録を22秒も塗り替えた。

MGCファイナルチャレンジは男女とも2レースずつ残っている。男子は3月1日の東京マラソンと同月8日のびわ湖毎日マラソンだ。

 

東京五輪代表を獲得するには日本陸連の設定記録(2時間5分49秒)を突破しなければならない。この設定記録は、大迫がナイキの厚底シューズで打ち立てた日本記録を1秒上回るタイムとなっている。

そのため、箱根駅伝と同様に東京とびわ湖でも、ナイキの厚底シューズを着用するランナーが多いと筆者は予想する。東京五輪を見据えての“戦い”とするならば、アシックスとミズノの「新兵器」は間に合わなかったと言えるだろう。

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言わずもがなだが、ナイキは外資系企業。そのため、選手との契約に関しても、かなり詳細まで定めている。一方、日本メーカーはナイキと比べて、ザックリとした契約をしている印象がある。だからこそ、有力選手の流出が避けられなかった部分があるように思う。

ナイキの厚底シューズが爆発的な人気となったのは、そのモデルを履く選手が次々と記録を塗り替えていることが大きい。国産メーカーはナイキを履く選手たちを超える活躍ができる選手と契約しない限り、国内メジャーレースの〝シェア〟を取り戻すのは難しいだろう。

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