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アシックスとミズノが“ナイキの厚底”に勝てない「致命的な理由」

結局、東京五輪には間に合わない
酒井 政人 プロフィール

いち早く反撃に出たアシックス

現在、専門家による調査が行われており、1月末に結果が公表され、3月中旬の理事会で何らかの回答が出るという。少なくとも理事会までは従来通りに使用できるし、制限されない可能性もある。

正月の箱根駅伝ではナイキの厚底シューズを着用した青学大が大会新で突っ走り、選手の着用率も8割を超えた。日本のマラソン・駅伝界ではナイキが「一強」と言える状況だが、この数年で大きく様変わりしたことになる。

 

筆者の学生時代(1995~1998年)は、アシックスとミズノが二大勢力だった。箱根駅伝でもナイキの厚底シューズが登場する前の2017年大会では出場210人のうち、アシックスが67人(31.9%)、ミズノが54人(25.7%)。国産メーカーが過半数を占めていた。残りはアディダスが49人(23.3%)、ナイキが36人(17.1%)、ニューバランスが4人(1.9%)だった。

それが厚底シューズを投入して以来、ナイキはわずか3年でシューズシェア率を約5倍と拡大。他のメーカーは厳しい状況に追い込まれた。しかし、ここへきて国産メーカーのアシックスとミズノが反撃に出ようとしている

まず、いち早く「厚底」に反応したのが、アシックスだ。

アシックス『メタライド』

アシックスは、昨年2月に『メタライド』という厚底タイプを発売。市民ランナーには好評だったものの、重量は305g(27cm)とナイキの1.5倍ほどあり、トップ選手がレースで履くモデルではなかった。

それでも『メタライド』で採用された、自然と重心が前へ移り、転がるようにラクに足を運べるような構造『メタレーサー』と呼ばれているシューズにも導入した。

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