「クレベリン」が“受験のお守り”としてヒット商品になったワケ

深化する除菌・ウイルス対策アイテム
石山 真紀 プロフィール

母親のニーズに合致

「クレベリン」は2008年の発売以来、「医師がすすめる空間除菌」をキャッチコピーに認知度を高めていきました。ウイルス対策は老若男女問わず、幅広い年代が購買のターゲットとなりますが、特にこのキーワードが刺さったのが、小さな子供や受験生を持つ母親たちです。

インフルエンザや風邪の流行のピークである1、2月といえば、受験シーズン。ウイルスや菌は空気中に浮遊しており、学校やオフィス、通勤・通学中など、気を付けていてもホコリと一緒に家の中に持ち込んでしまうことがあります。そうなると帰宅後に手洗いやうがいをしただけでは不十分で、室内用のウイルス対策が必要ということになります。

「クレベリン」シリーズのラインナップ(画像:大幸薬品公式サイト)

「クレベリン」の主な購入層は、20~40代の女性です。「クレベリン」の置き型タイプは、6畳相当(25立法メートル)の閉鎖空間で浮遊・付着するウイルスの一種および浮遊・付着菌の一種を180分間で99.9%除去できるエビデンスを持っており、このことから同品は、「部屋に置いておくことで家族の健康を守るウイルス対策の新定番」として母親たちの間で評判となり、指名買いが増えるようになりました

それまでも除菌や消臭を謳う日用品は多数出ていましたが、エビデンスのしっかりした医薬品メーカーの商品である点が多くの生活者の信頼を得たのでしょう。中学受験を控えた子供を持つ知人によると、学習塾でも「クレベリン」の携帯をすすめられるそうです。

 

また、「クレベリン」はロタウイルスやノロウイルスなどによる感染性胃腸炎、食中毒対策でも注目されています。

大幸薬品では同社のウェブサイト内に感染症に関する情報配信サービス「感染症ラボ」を立ち上げ、インフルエンザ、RSウイルス、感染性胃腸炎、水痘、流行性耳鼻腺炎、マイコプラズマ肺炎、ロタウイルスに関する都道府県ごとの感染症報告数や、感染症対策の方法などの情報を発信しています。