提供:セブン&アイ・ホールディングス

2019年6月からセブン&アイグループで販売しているペットボトル飲料「セブンプレミアム一(はじめ)緑茶一日一本」。これは世界初の「完全循環型ペットボトル」によって誕生した商品です。消費者とつながる小売業だからできるSDGsの幕が開きます。

店頭に足を運んでくれる
お客さまの協力があってこそ!

使用済みのペットボトルを飲料用ペットボトルとして100%再利用する取り組みを「ボトルtoボトル」と呼ぶ。セブン&アイグループがセブン-イレブンをはじめとする同グループ約2万1500店舗で販売している飲料「一(はじめ)緑茶一日一本」は、ボトルtoボトルによって誕生した商品というだけではなく、ひとつの流通グループでリサイクルが完結する稀有な例として注目を集めている。

店頭にて回収したペットボトルだけを原材料としてリサイクルペットボトルにし、再びセブン&アイグループの店舗で販売するという、世界的に類を見ない『完全循環型ペットボトル』です。つまり、店頭で販売したペットボトルがそのままぺットボトルにリサイクルされ、再び商品となって店頭に並ぶわけです。ワンウェイプラスチックではなく、半永久的に循環できるこの取り組みが成立したのは、日本財団さまをはじめパートナー企業によるサポートと、お客さまひとりひとりのご協力によるもの」と、セブン&アイ・ホールディングス執行役員の釣流まゆみさんは語る。

パートナー企業には、製品製造に日本コカ・コーラ、ペットボトルのリサイクル工程に遠東石塚グリーンペットが名を連ねる。「完全循環型ペットボトル」の同志として、共にさまざまな課題と向き合いながら長い年月をかけて実現にこぎつけた。さらに、とある自治体が「完全循環型ペットボトル」の新たな試みのモデルケースとなっている。それが東京都東大和市である。

「現在、市内15店舗のセブン-イレブン全店にペットボトル自動回収機を設置。東大和市とのパートナーシップにより『完全循環型ペットボトル』に取り組んでいます。店舗で回収されるペットボトルを資源として循環させる事業のパートナーに、自治体が加わったことは大きな一歩です」

そして何より消費者の力なくして「完全循環型ペットボトル」の実現は成しえなかった。ペットボトルの包装をはがし、キャップをはずし、洗浄してキレイになったペットボトルを自動回収機に持参する必要があるからだ。

「自動回収機は包装がついていたり、汚れがあったりすると受け付けません。キレイな状態のペットボトルを回収することで、再びペットボトルとしてリサイクルできるんです。またペットボトル5本につき、ナナコポイントが1ポイント貯まります。資源として集めさせていただいているという気持ちであり、お客さまには達成感を得ていただきたい。ペットボトルは資源という意識が個々に根づくきっかけになるといいですね」

セブン&アイグループは、2019年5月に『GREEN CHALLENGE 2050』と題して、環境宣言を表明。「CO2排出量の削減」「プラスチック対策」「食品ロス・食品リサイクル対策」「持続可能な調達」というグループの事業に密接したものだ。ペットボトルを産業廃棄物として焼却することはCO2の排出を生む。「完全循環型ペットボトル」の推進には、地球の温暖化をおさえたいという企業の熱い想いが宿る。現役世代である私たちが50年後、100年後の地球を見据えた活動をすべき時がきている。

2020年、小学校から順次、新学習指導要領に、SDGsについての学習が組み込まれるそうです。“SDGsネイティブ”ともいえる子どもたちが誕生し、地球環境のために行動することが特別なことではなく、自然なことだととらえる子らが育つ世の中になります。いまの大人が地球をどれだけいい状態で次の世代につなげていけるか。我々が宣言した『GREEN CHALLENGE 2050』はスタートしたばかり。未来への約束としてSDGsを前進させます」

完全循環型ペットボトルの仕組み

お客さま(消費者)がセブン&アイグループの店舗にて購入。そしてまた、回収のルートをたどれば、半永久的にリサイクルが続く。

お客さま自身がラベルとキャップをはずしボトルを洗浄して、回収機へ。汚れていたり、色がついていたりするものははじかれる。(回収機の設置費用は一部日本財団が負担)

各店舗の回収機内で圧縮されたペットボトルを運搬業者が収集する。民間の回収業者や地元の清掃組合(東大和市の場合)が回収にかかわる。

ペットボトルのリサイクラーである「遠東石塚グリーンペット」にて、使用済みペットボトルを再資源化する。

コカ・コーラボトラー社によって製品が製造される。ペットボトル1本あたりのCO₂排出量を約25%削減。

ボトルtoボトルの商品「一(はじめ)緑茶一日一本」として、セブン-イレブンをはじめとする同グループの店舗にて販売。

100% 再生PET樹脂使用ボトル 
Recycled plastic bottle

ペットボトルからペットボトルを再生させたものが「100%再生ペット樹脂使用ボトル」。透明感がある、純度の高いペットボトル。

ペットボトル自動回収機
設置店舗数・台数
682店舗 759台

(2019年2月末)

店頭※での年間回収量(2018年度)
約300,000,000本相当
(8,900t)
※セブンーイレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート

パートナーシップの思い

目に見えてゴミが減少!
お客さまに喜ばれています

お客さまから「ボトルの回収やらないの?」という声が以前からあり、この話がきたときは即参加したいと思いました。コンビニという身近な場所なので、お客さまにも大変好評で、利用される方がどんどん増えています。(セブンーイレブン東大和立野3 丁目店 オーナー 高間雄輝さん)

国内初の先駆け的な事業に
貢献できることが喜び

常日頃から考えていた社会貢献にペットボトルの回収事業が合致し、協働できたことで市民のみなさんに役立てるのは光栄です。有価物とはいえ排出されたものなので店舗や来店客の妨げにならないように配慮しています。(東大和市清掃事業協同組合)

リサイクルは身近にあって
誰でもできると伝えたい

民間事業者と自治体が協働して廃棄物を限りなくゼロにすることが求められています。市民の皆さんへ“キレイなペットボトル”は大切な“資源”であることを伝え、ご理解いただくことが、廃棄物をゼロに近づける大きな鍵です。(東京都東大和市)

資源として再利用できる
優れた容器と情報発信

2030年までにすべてのペットボトルを再生樹脂または植物由来の原材料に切り替える「容器の2030年ビジョン」を目標に定めています。ペットボトルは回収すれば資源になることを広めていきたいと思います。(日本コカ・コーラ)

【お問い合わせ】
㈱セブン&アイ・ホールディングス代表
☎03ー6238ー3000

提供:セブン&アイ・ホールディングス

●情報は、FRaU2020年1月号発売時点のものです。
Photo:Masanori Kaneshita Illustration:Emmy Reis Text:Ayako Shirakura Edit:KNAX