フォーリンラブのバービーさんが生出演したラジオで、自虐やセクハラ、ジェンダー問題に対する思いを本音で喋っていたのを聴き、すぐにFRaU webでの連載をオファー。そして実現したバービーさんの連載「本音の置き場所」(毎月1回更新)。

前回の記事で、「料理が男の胃袋を掴むための女の武器として見られること」についてバービーさんの本音を綴ってもらったが、「モヤモヤを全て言葉に変換してもらったようで清々しい」「とても勇気づけられた」「もっと本音が聞きたい!」などの声がたくさんあり、大反響だった。

そして今回は、バービーさんがある学生からの質問をきっかけに考えた「色々な顔」と「バービーというキャラクター」について綴っていただきました。

連載1回料理上手なフォーリンラブ♡バービーが「男の胃袋をつかみたくない」理由】はこちら

学生時代に起こった“負の連鎖”

先日、朝日新聞の企画で学生4人と対談する機会があった。テーマは、「脅し」「過剰適応」「自己肯定感の低さ」といった“負の連鎖”を次の世代は断ち切れるのかというものだった。

朝日新聞に集められるほどの学生達はみんな、さすが利発で優秀ないい子たちで、もし自分が同級生だったら、見つめ合うと素直にお喋りできないほどのコンプレックスを抱いたであろう。

学生時代の自分にとっての“負の連鎖”なんていうのは、痩せて綺麗になりたいと頑張っているのに、お腹が空いたのを我慢できずに夜中に白米3合を食べてしまい、そのせいで1、2限の授業をほとんど欠席してしまうことを指していた。

そんな自堕落な学生生活を送った私からすると、直視できないほど輝いてみえる彼らにも悩みはあった。それらは、普遍的に若者がモラトリアム期間に抱く悩みと大差無かった。

彼らと話していると、得体の知れない闇にのまれて初めてタバコを買って吸った明け方とか、池袋の体験入店に落ちて、成増のキャバクラに落ちて、志木の多国籍スナックに落ち着いた日とか、私たちは一生誰ともセックスしないまま死ぬのかなぁと語り合った学食とかを思い出して懐かしい気持ちになった。あの頃の自分に言ってあげたい。「心配しなくていいよ、大人になったらめちゃめちゃセックスするよ」と。

でも、そんなことを他人にいくら言われたところで不安がなくなるわけではないということもわかっている。自分で行動したことが糧となる複雑な時期だ。そして、心の隙間をどう埋めたらいいかわからないのは若者に限ったことではない。 

写真提供/バービー