お掃除隊、徒労感に襲われる

この日、晴子、ユカ、私でかなり頑張ったが、ゴミ屋敷は手強かった。畳があらかた見えたところで諦め、撤収することにした。これでしばらくは以前よりましな生活ができるだろうと思った。

ところが。

それからさほど日を置かずに晴子叔母と訪問したところ、とんでもないことが発覚した。
先日捨てたはずのものが、いくつか家の中に復活しているのである。慌てて冷蔵庫の中を確かめ、愕然とした。

ビニール袋に入れて捨てたはずの消費期限切れの食品が、乱雑に詰め込まれている

一体どういうことかと恵子に尋ねると、彼女は事もなげに答えた。
「あると思ってたものが捨てられちゃったから、探してきたの」

つまり、私たちが苦労して仕分けし、通路に積み重ねたゴミ袋の中から、本人たちがまだ必要だと思ったものを漁って、取り返してきたのだ。家の前でゴミ袋を片端から開き、中身を漁る老婆二人……。

まさかとは思ったが、脱力…… Photo by iStock