瀬戸大橋アンパンマントロッコ号(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
# 鉄道

「アンパンマントロッコ」が“大人もハマる観光列車”と呼ばれる理由

JR四国のノウハウが詰まってる

鉄道通たちをも魅了している

日本全国で観光列車がブームになって久しい。今や一過性のイベントというよりは、鉄道旅行の一形態としてすっかり定着した感がある。JR各社や私鉄、第3セクター鉄道などを含めて100種類以上の観光列車が存在し、バラエティにも富んでいる。

ななつ星in九州(Photo by gettyimages)

観光列車と聞いて思い浮かぶのは、JR九州の「ななつ星in九州」、JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」、JR東日本の「トランスイート四季島」といった超豪華なクルーズトレイン。それに、西武鉄道の「52席の至福」、えちごトキめき鉄道「雪月花」のようなテーブル席で食事を味わうレストラン列車など、それなりの出費を要する贅沢な列車だろうか。

その一方で、乗車券のほかには1000円程度あるいはそれ以下の追加料金で乗れるリーズナブルな観光列車もある。そのひとつが、「トロッコ列車」と呼ばれるものだ。

 

板張りの簡素な座席にガラス窓を取り払って自然の風を肌で感じることのできるアウトドア感覚の車両で、代表的なものは、JR北海道の富良野・美瑛エリアと釧路湿原で走る2つの「ノロッコ号」、東北各地でひっぱりだこの「風っこ」、北関東のわたらせ渓谷鉄道を走る「トロッコわたらせ渓谷号」「トロッコわっしー号」がある。いずれも風光明媚なローカル線で森林浴や絶景を楽しむのがコンセプトだ。

そんなトロッコ列車の中でも、JR四国の「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」が絶大な人気を誇っていることをご存知だろうか。それも名前とは裏腹に、子どものみならず、大人はもちろん、“鉄道通”たちをも魅了しているのだ。