愛子さまの「異変」

2008年2月14日、当時の皇太子殿下の誕生を目前にして東宮御所にて撮影された写真。翌年学習院小等部にご入学された 写真提供/宮内庁

だが、2010年2月下旬。皇太子ご一家に重大な問題が振りかかった。愛子さまに「異変」が起こったのだ。

当時、学習院初等科2年生だった愛子さまが、「学校へ行くのが怖い」と発言され、登校を拒否するようになってしまった。その理由は、「児童の中に乱暴な男子がいて、強い不安感を覚えた」ということだった。

3月初旬、東宮大夫の定例会見で、愛子さまの不登校が発表されると、日本中に大きな衝撃が走った。

「学習院のような名門校にも、そんな乱暴な児童がいるのか」
「皇族に暴力を働くような子がいるのか」……と。

中でも、「天皇家のお嬢さまでも不登校になる」という事実は世間を驚かせたが、それは雅子さまの「適応障害」という病気が公表された時の、「皇族でも心の病気になるのか」という驚きに似ていた。皇族を特別視してしまう「刷り込み」は、当時、やはり日本人の心に根強かったのだ。

では、愛子さまが、学校に行けなくなるほど怖がられていたものは何だったのか?

乱暴な男の子とぶつかりそうになって、その後ケリを入れられるような形になった。
下駄箱に頭を押し付けられそうになった。
雅子さまのことを「仮病の税金泥棒」と言われた。

など、さまざまな説があったが、学校側は直接的な暴力行為やいじめを否定していたし、真相は明らかではない。