関心が高まるとともに

昨年末、フリーアナウンサーの八木亜希子さん(54)が、線維筋痛症のために休養することを、所属事務所が発表し、この病気に対する関心が高まっている。2017年には歌手のレディー・ガガさんが闘病を公表したことでも知られる病気だが、医師の間では、「そもそも診断の是非について議論のある線維筋痛症と診断することは妥当なのか」という、極めて根本的な論争があり、決着していない。

2017年、線維筋痛症との闘病を告白したレディ・ガガさん

医療情報専門サイト「m3.com」が2013年に実施した調査では、「『線維筋痛症』と診断するか」との問いに対して656人が回答し、「診断に反対する」と回答した医師が30%で、「診断に賛成する」と回答した医師22%を上回った。「どちらとも言えない」と回答した医師も48%存在しており、同編集部は、「診断基準に該当する患者が存在する一方で、疾患としての妥当性に賛同しきれない状況を反映しているのかもしれない」とコメントしている。

分かりづらい言い回しだが、要するに「線維筋痛症という病気は本当にあるのか、診察した医師が疾患を特定できなかった慢性痛に対して、便利に使っているだけなのではないか」ということだ。