深刻な「グルメサイト離れ」のウラでグーグルマップに食通が集うワケ

“投稿する楽しさ”を巡って
大久保 一彦 プロフィール

飲食店情報サービスを制するのは誰か

これから5Gが普及するようになると、飲食店情報もさらに進化して、多様なニーズに対応することができるようになるでしょう。例えば、コンピューターを利用して、現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術、すなわちAR(拡張現実)はそのひとつかもしれません。

グーグルマップ上に投稿してある牛肉の写真をクリックすると、その牛肉がどんなプロセスで育ったかを見ることができるようになるでしょう。場合によっては持続可能な肉ではないと判明するかもしれません。

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投稿者のウソもすぐにバレるかもしれません。あるいは、あなたの価値観やあなたの信奉する権威あるレビュアーの評価を限りなく尊重し、分析してくれるようになるでしょう。

ブロックチェーンで情報が分散され、あなたのスマホからAI経由でブロックチェーンにある情報にアクセスしてあなたの好みや既知に合わせて、あなたを喜ばせてくれる店選びをしてくれるようになる日もいずれ来るはずです。

 

そうなると、従来のグルメサイトではなく、ユーザーに合わせて、個々の期待値を超える情報を提供できる、言わば、“コンシェルジュ”のような存在となれる何かが、飲食店情報の覇権を握ると筆者は考えます。

少なくとも今この状況を鑑みるに、そういう仕組みを作るのは、たぶん、グーグルだと思われますが。