昭和・平成・令和を通して『仮面ライダー』が支持され続ける理由

令和のライダーは「社長」
高堀 冬彦 プロフィール

グッズの売れ行きも好調

そもそも、スポンサーの多くは子供向けの商品をPRしようとしているのだから、子供が見てくれさえすればいいのである。『仮面ライダーゼロワン』のスポンサーを他社と共に務めているバンダイグループの場合、流しているCMはその『ゼロワン』のキャラクターグッズなので、子供が見てくれたら御の字に違いない。

その上、このライダーグッズの売上高が大きい。2018年度の売上高はバンダイグループ全体で実に293億円(バンダイナムコホールディングスIR資料より)。航空自衛隊「F2」戦闘機の後継機開発費に匹敵する金額だ。2017年度の売上高は264億円だった。少子化という逆風下にもかかわらず、29億円も伸びた。

 

ライダーグッズというと、『仮面ライダー』放送時は変身ベルトやソフトビニール人形、ライダーや敵の怪人たちの写真入りカードが付いていた「仮面ライダースナック」(カルビー)が目立つ程度だったが、現在は多彩を極める。

バンダイグループが販売しているのは、変身ベルトの「DX飛電ゼロワンドライバー」、そのベルトにセットできるアイテム「プログライズキー」、やはりプログライズキーがセットできる武器「DXサウザンドジャッカー」、ボディパーツの着脱が可能な「RKF仮面ライダーゼロワン ハイブリッドライズフィギュア」などの玩具。ほかにリンスインポンプシャンプーや入浴剤などの生活用品もバンダイグループから出ている。その数たるや昭和期とは比較にならない。