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# 自己啓発

笑福亭鶴瓶さんが教えてくれた「仕事で一番大事なこと」

あなたの「役割」はなんですか?
誰もが知りたい「幸せになる方法」。実業家から知識人、芸能人まで、3000人以上の著名人にインタビューしてきたブックライターで、著書『人生で一番大切なのに誰も教えてくれない幸せになる技術』を上梓した上阪徹氏は、「幸せの真実」を著名人たちから教わったという。では、国民的人気タレントの笑福亭鶴瓶さんはどんなことを語ったのか。心に残る名言を明かしてくれた。

青木雄二さんから教わったこと

マンガ『ナニワ金融道』の作者・青木雄二さんに取材したときのことをよく覚えている。この作品は金貸しという職業を通じて人の本質をえぐりだし、大きなヒットになった。青木さんは生前(2003年に逝去)のインタビューでこんなことを語っていた。

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「結局のところ、日本人はみんな心にウソをついとるんや。ほんまに欲しいのは金。ええ学校も、ええ会社も金のためやろ。でも、エリート企業なんか入っても、金はたかがしれとる。

ほんまに金が欲しいんやったら、なんで野球選手にならんのや。契約金で何億円ももらえるで。目指すべきは勉強や学校やない。野球選手になることやないか。子どもらはみんな、一流大学なんて行かんでもええ。野球選手を目指したらええんや」

これは青木さん流の「日本人の価値観への疑問」だと私は思っている。

 

人間はまさに人それぞれ。顔かたちも違えば、身長も違う。性格も違うしメンタルの強さも違う。手先の器用さも、走るスピードも違う。勉強ができるギフトをもらった人がいるように、人は神様からいろんなギフトをもらって生まれてきている。だとすれば、そのギフトをこそ使ったほうがいい。

戦後の日本で教えられることがぐっと減ってしまった学問がある。哲学である。「この学問の面白さは、学問名が学問についていないところにある」と取材で教わった。

経済学は経済を学び、社会学は社会を学ぶ。政治学は政治だし、国際関係学は国際関係。ところが、哲という学問はない。ここが面白いところで、「それを自分で見つける」ということである。「答え」がない学問なのだ。