FRaU WEB編集部の編集Tのマンションでは最近、住人が入り口の暗証番号をデリバリーの配達員に教えてしまう問題が発生しており、それに伴い、マンション内に不審な人物を目撃する例も相次いでいるという。先日も編集Tが日中、自宅にいる時に見知らぬ人がいきなり玄関のドアを開け侵入しようとした事件があった。

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幸い、目が合った瞬間に相手は逃げたようだが、女性一人と知っていたら、場合によっては襲われていた可能性もある。そこで、住居やネット関連の防犯事情に詳しい防犯アドバイザーの京師美佳さんに、最近増えているというデリバリーまわりの防犯上のリスクとその対策について聞いた。

※以下、京師さんによる寄稿。

デリバリーの中に潜む危険

昨今、Uber Eatsなどデリバリーを利用するのが当たり前の世の中になり、デリバリー市場が拡大しています。2018年は4048億円、前年比5.9%増(NPDJapan調べ)だそうです。一人一つ以上の携帯やスマホを持つ時代ですので、注文がしやすくなったというのも増加の要因でしょう。

ひと昔前はデリバリーなどを頼ると楽をしている、不精などと言われたものですが、今は当たり前、一つのライフスタイルにまでなっています。しかし、そんな当たり前の中にこそ危険は潜んでいます。

元警察署長の父に「たまには出前を頼もう」と言うと、「そんなどこの誰が持ってくるかわからん飯が食えるか!」との返事で、実家で出前は頼んだことは一度もありませんでした。一見乱暴にも聞こえるこの元警察署長らしい父の言葉は、私も防犯上としては理解できます。

父の言葉の中には、出前の商品の中に何か仕込まれているかも? という警察官時代に誰に狙われるかわからない経験をしているからこそくる危機感の他に、赤の他人に住所を教えては物騒だ、という考えも込められています。

その考えは正しく、無闇に他人に住所を教えるのはとても危険な事なのです!