台湾総統選「反中国派の圧勝」が、習近平と文在寅に与える大きな影響

「民主主義の力」は止められない
髙橋 洋一 プロフィール

韓国総選挙、習近平来日への影響

中国を取り巻く国で今年行われる選挙を挙げれば、韓国・文在寅政権の中間選挙とも言える第21代総選挙(国会議員の改選)が4月15日に予定されている。日本の沖縄県では、沖縄県議会議員選挙が6月24日にある。アメリカの大統領選挙は、11月3日だ。

もちろん、どこの国の選挙でも争点は多いので、対中姿勢だけで有権者が選ぶわけではないが、大きなポイントにはなるだろう。

 

特に、韓国では文政権の「中間評価」が問われる。文政権は典型的な左派政権であり、左派政党の常として、共産主義への憧憬がある。これは左派の理論基盤であるので仕方ない。そのため、中国や北朝鮮に対して精神的に頭が上がらない。

文政権の韓国は、形式的には民主主義・資本主義の西側諸国の一員であるが、実質は中国・北朝鮮の友好国と言えるのだ。

もともと韓国は、半島国家として中国の大きな影響を受けてきた。「事大主義」といわれるように、強い中国とは争わないのが国益にもなっていた。第21代総選挙で、韓国国民はどのような民意を示すのだろうか。

ちょうど同じ時期に、中国の習近平主席が国賓として日本を訪問する予定である。国賓とは「政府が儀礼を尽くして公式に接遇し、皇室の接遇にあずかる外国の元首やこれに準ずる者」で、国賓としての招へいは閣議決定による。まだ閣議決定はされておらず、具体的な日程は決まっていない。

国賓になれば、天皇、皇后両陛下を中心とする歓迎行事、ご会見、宮中晩餐会などが行われる。平成30年間で62件、令和で1件の国賓が日本を訪れている。