〔PHOTO〕iStock

「2010年と2020年」では、何がいちばん大きな変化だったか?

そして2030年はどんな時代になるか

「2020年代」が話題になりにくい理由

2020年になった。

2010年代が終わり、2020年代が始まる。

“新たな10年”の始まりでもある。

しかし、あまりその視点では語られない。

2020と言うと、多くの人が、オリンピックの年、と反応する。

 

つまり東京である。東京の年なのだ。

〔PHOTO〕iStock

東京は、すでに日本のなかではかなり有名だから、いまさらそんなに宣伝しなくていいだろうとおもうのに、2020はトウキョウだと日本中の人が言っている。つまり、今年ますます東京人気が高まっていくわけで、地方との格差はより広まっていく。それが確定している。とりあえず2020年代はそれから始めていく。

新たに2020年を迎えるとき、2010年代を振り返り、2020年代を展望する、というやりとりが展開されてもよさそうなのだが、あまり、見かけない。識者が数人集まって、そういうやりとりをしている特集をあまり見ない。識者が絶滅してしまった可能性もあるし、私が見落としてるものもあるだろうが、でもぼんやり過ごしていても入ってくるようなレベルでは飛び交っていない。多くの人を巻き込んで、そういうことを考えようというムーブメントは起こってないようだ。

昔は少しはあったようにおもう。

「変わっていく世界」を何とかとらえようとする作業である。10年ごとの変わり目は、よい機会だからだ。
 
人間は、放っておくと「いま抱えている現在のこと」しか考えられなくなってしまう。しかもいまは個人で小さいコンピュータを持ち歩くことができて(スマホです)、いつでもどこでも世界と繋がれる。少なくともそう信じて生きている。自分の感覚と、世界につながる可能性を持っているだけで、何とかなりそうである。長いスパンでいろんなものを眺め直さなくてもいいだろう。

妙なところから世界は変わり始めてるのかもしれない。