総理大臣の通訳直伝! 外国語学習は「アウトプット」を徹底すべし

日本語で考え、外国語に「置き換え」る
中川 浩一 プロフィール

え、これまでそんな勉強の仕方はしていなかったのに、ある日、いきなり題材を選ぶのは無理ですって?

たしかに、そうかもしれませんね。でも是非トライしてほしいと思います。

いや、それでもいきなりは無理という方は、これまでどおり、最初はあなたの使っている与えられた参考書を活用するのも良いでしょう。

ただし、その際も、与えられた順番通りに勉強する必要はありません。是非そこにあなたの意思を働かせてみてください。

 

「日本語脳」で外国語を学ぶ

このようにして題材を選んだら、次の点に注意して学習してください。

①教材が自分にとってどのように役立つのか意識する

題材の日本語訳の文章を先に見て、今日学習することの内容を確認し、自分を紹介するときや意見を話す際にどう役立つか、いかに役立てられるかをイメージしてください。この作業により、今日からあなたの外国語学習は「受け身」から「発信」へ変わります。

また、日本語で予習して、「日本語脳」を回転させてから外国語を受け入れましょう。

外国語をいきなり見ると、これまでどおり外国語の壁を感じてしまうので決して先に見ないでください。

②アウトプットしたい内容から出発する

日本語訳で十分、その題材の内容を理解できたと思ったらはじめて、あなたが学習する外国語の文章をこの日本語の横に並べてみます。

このとき、日本語は左、外国語を右に置くのがポイントです。日本人は左に置くものをベースとするので、日本語をあくまでも勉強の出発点とするという意味です。

繰り返しますが、これまでの皆さんの外国語学習は、最初から外国語を勉強しようとしていました。すなわちインプットから入っていたのです。

私のベストと考える勉強方法は逆です。アウトプットの内容を日本語で考え、それに見合う外国語のインプットを行うのです。

ただし、上級者になれば、話したい題材がすべて日本語になっているとは限りません。その場合は、あなたの仕事に直結する分野の題材をあなたのゴールに照らして選択することが大事です。

やみくもに選んでは絶対にいけません。冷徹にあなたのゴールを見据えましょう。外国語の習得には「選ばない勇気」も必要です。

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