23区内に800ヵ所…「東京坂道選手権」その坂道に歴史あり

なぜそんな「名前」に?
現代ビジネス編集部 プロフィール

名曲の舞台にも

どこかノスタルジィを感じる東京の坂道。通勤通学で上り下りしたり、気になる子とデートで散歩したりと、人それぞれの大切な思い出があるかもしれない。そんな坂道たちは、歌謡曲からポップス、ロックとジャンルを問わず、数々の名曲の舞台にも選ばれている。

無縁坂(むえんざか/文京区)

 

湯島駅から徒歩6分、文京区4丁目と台東区池之端1丁目の間から、文京区本郷7丁目と湯島4丁目の間までに位置する。長さは240m、高低差は5m、平均斜度は1.2度の緩やかな坂だ。江戸期に無縁寺という寺院があったことにちなむ。この坂を歌ったのは1975年に発売されたグレープの『無縁坂』。作詞・作曲を手掛けたさだまさしは、この坂に、幼少期に母と歩いた長崎の坂を重ね合わせたという。

暗闇坂(くらやみざか/港区)

麻布十番駅から徒歩7分、港区元麻布1~3丁目に位置する。長さは160m、高低差は11m、平均斜度は3.9度とかなりの急坂である。麻布十番の商店街から上る暗く見通しの悪い坂だ。東側にはオーストリア大使館が置かれている。この坂道が曲名に入っているのが、はっぴいえんどの『暗闇坂むささび変化』だ。1971年に発売された2作目のアルバム『風街ろまん』に収録されている。

いかがだろうか。まだまだ寒空が続きそうだが、正月太りの解消がてら近くの坂道をぶらりと歩いてみるのも、楽しそうだ。