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業界騒然“ソニーのクルマ”、発表のウラに秘められた「勝算の理由」

けっして「売る」ためではない

アメリカ・ラスベガスで1月7日から10日にかけて開催された「CES」。もともとは「コンシュマー・エレクトロニクス・ショー」という名称で電子機器の見本市として1967年にスタートしたイベントだ。

しかし昨今は電気関係のメーカーだけでなく、自動車メーカーもブースを構えて先進的な技術やコンセプトを発表する場として活用している。出展社は約4500社もあり、わずか4日間の開催ながら約17万5000人もの来場者を集めるといえばその注目度の高さが想像できるだろう(数字はいずれも2019年実績)。

 

そんなCESで今年、自動車業界の関係者を驚かせたのは、なんといってもソニーの出展内容だった。あのソニーが、自動車メーカーではないのに独自に開発した自動車をお披露目したのだ。果たしてソニーの狙いはどこにあるのだろうか?

テスラを彷彿とさせるデザイン

初お披露目となった「VISION-S PROTOTYPE」(Photo by gettyimages)

まずはソニーが開発した「VISION-S PROTOTYPE(ビジョン・エス・プロトタイプ)」と名付けられたこのコンセプトカーの特徴を見てみよう。

車体サイズは全長4895mm×全幅1900mm×全高1450mm。トヨタ「カムリ」とほぼ同じ長さと高さで、幅は少しだけ広い。ホイールベースは3000mmというから、全長の割には長い設計だ。