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女性の死に方が「男性化」しているという、驚くべき現実

法医解剖医が見た、女性の痛みや苦しみ

女性の孤独死を巡る状況

「わたし、孤独死するかも」と彼女がため息をつく。彼女は40代のシングル。職場でバリバリと仕事をする彼女がそのようなため息をつくとは、私には全く予想外のことだった。

女性の社会進出と言われてもう久しい。女性は家庭に入って専業主婦として一生を送るという価値観はもう通用しない。結婚をするしないにかかわらず、女性も仕事を持って生きていく世の中になっている。

そういった社会事情のせいだろうか、女性の未婚率は上昇を続けている。内閣府の調査によると、50歳時の女性の未婚率は、1990年には4.3%だった。2015年には14.1%と約3倍になった。

今後もこの割合は上昇して、2040年には18.7%になると内閣府は予想している。この推計が正しければ、現在30歳くらいの未婚女性の約2割の人は、20年後も未婚のままということになる。

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女性の死に方が男性化している

最近解剖していると、女性の死に方が変わってきているように感じる。一言でいうと、女性の死に方が男性化しているのである。

解剖していると、男性の典型的な死に方をいくつか経験するのだが、最近、そのような死に方をしている女性を時々見かけるようになった。

一人暮らしの男性がお酒を飲む。肝臓を悪くして、消化管から出血して亡くなる。こういった死に方は、一人暮らしの男性の死に方として、典型的なものだった。数はまだ少ないものの、女性でもこうした死に方をする女性を最近見かけるようになった。

一人で暮らしていると、急に病気になった時に、病院に運ばれることなく、誰にも看取られずに亡くなってしまうことがある。それは仕方がないことだ。こういった一人暮らしの死の状況は、何も男性に限った話ではない。一人暮らしをしていれば女性にも起こる。

だが、最近、私が気になっているのは、こうした死に方をする女性が増えてきたということだ。