# エナジードリンク

「モンスターエナジー」ここへきてレッドブルを超す人気となったワケ

若者たちに大人気、なぜ?
福田 慎一郎 プロフィール

“2強”を超える存在は登場するのか

モンスターエナジーは今後、栄養ドリンクの市場をはもちろんのこと、人気のジュース系フレーバーで、他の清涼飲料水の市場にまでシェアを奪っていくのではないかと筆者は思っています。

ただ、エナジードリンクとして見れば、カフェインが入っている以上「元気になる」「目を覚ます」というイメージが付いて回るため、そろそろノンカフェインのエナジードリンクが出てくるかもしれません。それが果たして、エナジードリンクなのか、疑問は残りますが。

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今後参入してくるメーカーにとっては、今までのケミカルな「王道エナジードリンクフレーバー」は厳しいことが予測されます。それは、たとえレッドブル、モンスターエナジーを超える美味しさだとしても、すでに消費者の身近なポジションを確立した両者を差し置いて、「どうしても飲みたい!」と消費者に思わせることが想像できないからです。

大手メーカーの動きとして、大正製薬の「RAIZIN(ライジン)」は辛口ジンジャーエールフレーバーが人気で、長く続いているほか、「コカコーラ・エナジー」も注目すべき商品です。それでもまだ2者を追い越すまでの影響力はなく、今後も他の新規参入が厳しいことが予測されます。

 

結局、この2者が強いのは、コンビニなどの売り場の棚を確保し続けられているからです。小売り側にとっても、エナジードリンクは利益率が高く、キャンペーンイベント時には売り上げも高くなるメリットがあるため、棚から外すことはそう容易なことではないでしょう。

エナジードリンクにおいては、味や価格ももちろん大切なのですが、この売り場の棚を奪えるかどうかが、一番のカギではないでしょうか。