# エナジードリンク

「モンスターエナジー」ここへきてレッドブルを超す人気となったワケ

若者たちに大人気、なぜ?
福田 慎一郎 プロフィール

集中的に若者を狙ったマーケティング

なぜモンスターエナジーがレッドブルを超える存在となったのか。その理由を考えると、多様な戦略が上手くターゲット層にハマり、人気と売り上げを拡大していったのではないか、と筆者は考えています。

その6つの要因について、説明していきたいと思います。

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(1)若者をターゲットにして、ブランド認知度を高める

まず、「疲れた」「元気になりたい」と思った人は今までは栄養ドリンクを選んでいたのですが、栄養ドリンクの“オヤジ臭さ”などを理由にして、“カッコいい”イメージのエナジードリンクへ切り替えていく人が増えていきました。

この切り替えた人の多くは若い世代という事もあり、モンスターエナジーはこの若い世代をターゲットとして、色々なPR戦略を実施してきました。

若い方はSNSを日常的に利用しているので、シェアしやすい・シェアしたくなる戦略が多く、「SNSでのレビューを見て飲みたくなった人が、コンビニへ行ってすぐに飲む」という購買行動を促します、またSNSでシェアするという流れも、1つの知名度拡大に繋がっていると考えられます。

 
(2)コストパフォーマンスが高い

容量と価格の面でもモンスターエナジーの人気が伺い知れます。レッドブルは250mlで275円、それに対してモンスターエナジーは355mlで200円と、シンプルにお得さが感じられます。

実際、若い方にモンスターエナジーを飲んでいる理由を聞くと「安くて量が多いから」という回答がもっとも多く、その次に「味が好きだから」という回答が続きます。モンスターエナジーはライバルであるレッドブルを上回るための戦略として、この量と価格設定を行ったと言われていますが、この策が功を奏したというわけです。

当時、アマゾンでレッドブルがケース売りでかなり安く販売されていたのですが、どこからか正規価格に戻されたタイミングがありました。その辺りから、モンスターエナジーを飲む人が増えたような気もします。