危ない「就活毒親」3つの典型…こんな親がわが子の内定を阻んでいる

子どもに本当に必要な「援助」とは?
竹内 健登 プロフィール

実は今、”就活毒親”と呼ぶべき親御さんが増えています。

”就活毒親”とは、我が子の就活を成功させたいと願うあまりつい余計な手や口を出してしまい、 結果的にお子さんの内定獲得を阻んでしまっている親御さんのこと。

親御さんは”よかれ”と思って行動しているのですが、 それが子供の就活を迷走させたり過度な精神的プレッシャーを与えることになってしまっているので、 ある種悲惨なケースだと言えます。

また、その影響力は、就活中のお子さんだけでなく、 企業の採用担当者の悩みの種にもなっています。

”就活毒親”は、大別すると3つのタイプに分けられます。順を追ってご説明します。

 

就職毒親(1) 企業の採用担当者を唖然とさせる親

会社説明会などで、目を疑う光景に遭遇することがあります。どう見ても企業の採用担当者でも学生でもない中年の女性が、採用の現場にいるのです。いったい誰だろうと見ていると、多くは就活生の母親です。

その会社の門の目の前まで自家用車で送る親となれば、もはや珍しくもありません。
そのほか、採用試験の成否を親が電話で問い合わせたり、内定辞退の連絡を親が入れたり、不採用に対して親がクレームを入れたり……親の就活プロセスへの介入は、そのお子さんの可能性の芽を摘むことになりこそすれ、プラスに働くことはまずありません。

なぜ、親御さんの過保護や過干渉が、就活にはマイナスになるのでしょうか。

それは、企業が採用活動を通して、学生のどんな力を見ようとしているかを考えればわかります。

多くの企業から内定を得ている学生の特徴と、企業が求める人材像を分析したところ、企業が採用活動で学生を見ているポイントは、大きく、次の3点に分けられることがわかりました。

(1)将来、きちんと仕事ができるようになりそうか(=IQ、思考力)
(2)周囲の人と協調してやっていけそうか(=EQ、コミュニケーション力)
(3)社会人としての基礎能力を身につけているか(=就活力)

です。

今回の「過保護な親」のケースでは、③を親が勝手にやってしまっています。

指定した時間通りに集合できるのか、服装はTPOをわきまえているか、電話やメールの態度はどうか……こうした社会人に必須の基礎能力は、一朝一夕で身につくものではありません。ですから企業としては、入社前からある程度の能力を備えた学生を採用したいわけです。その基礎能力を企業がはかる機会を、親が奪ってしまっては、採用の可能性が下がるのは当然です。

とくに、大学に入るまでにも塾や予備校にたくさんの費用をかけてきた親御さんは、このように過保護になってしまうケースが多いようです。

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