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側近の告白! ソフトバンク・孫正義の知られざる「頭の中」と「素顔」

300年先までを記した巻物を片手に…

孫正義の知られざる「素顔」

ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏をどう評価するかは千差万別だ。

昨年はウィー・ワーク騒動などが勃発し、いまソフトバンクグループにはかつてないほどの逆風が吹いている。一方で、前代未聞の「10兆円ファンド」を組成して世界中をあっと驚かせたうえ、世界中の有望なベンチャー企業にどんどんと投資をする――こんな経営者が日本から生まれるとはいったい誰が予想できただろうか。

そんなソフトバンクグループを一代で築き上げ、いまや世界で有数の経営者となった孫正義氏だが、その素顔は意外と知られていない。じつはメディアなどの前では普段あまり見せない孫氏の姿や言動を知ると、ますますこの経営者の凄みが浮かび上がってくる。

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そんな孫氏の実力を知り尽くし、いまなお魅了され続けているのが、ソフトバンク元社長室長の三木雄信氏である。

98年に入社し「カバン持ち」から、やがて社長室長に抜擢された三木氏は、アマゾン、アリババなどが台頭し、IT革命の群雄が割拠した時代に、ソフトバンクを牽引した一人。ジェフ・ベゾス、ジャック・マーをはじめ、孫氏が引き寄せられる才能との交渉をともにした20年ほど前、三木氏はいまのソフトバンクの基礎が成立していくさまを目撃してきた。

 

そんな三木氏に筆者は今回、「孫正義という人物の『本質』とは何か」と尋ねてみた。

どんな答えが飛び出すのかと身構える筆者に、三木氏は意外にも「トンカツ秘話」なるエピソードから語り始めたのだった。