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世界で最も残酷な虐殺のあった国に「IT学校」を創った日本人の正体

プログラミングが若者たちを救う

虐殺の悲劇から復興し「アフリカのシンガポール」へ

ルワンダは西にコンゴ民主共和国、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジがあるアフリカの内陸部に位置する国だ。そんなルワンダだが1994年4月から7月にかけてフツ族過激派によるツチ族とフツ族穏健派に対するジェノサイド(虐殺)が起きたことも記録に新しい。

ジェノサイドではルワンダの総人口730万人のうち約100万人が虐殺されたという。そして約210万人が難民となって海外に流出したとされる。

そんな悲劇的なジェノサイドからまだ20年ほど。今のルワンダは「アフリカのシンガポール」、「アフリカの奇跡」と呼ばれるまでに経済が持ち直し平均7%前後の高成長中。大変貌を遂げているという。

2000年に大統領に就任し国民から「キング」と慕われているポール・カガメ大統領が強力なリーダーシップを発揮してユニークな政策を打ち出しているのだ。

2000年に大統領に就任し、国民から「キング」と慕われているポール・カガメ大統領
 

2008年、ビニール袋の製造や利用が禁止された。持ち歩いているのがばれると没収される。販売しているのがばれると最高30万ルワンダ・フラン(約5万円)の罰金をとられるという。また首都のキガリには清掃員がたくさん配置され、道にはゴミは落ちておらず常時清潔が保たれているという。まさにシンガポールの様だ。

またルワンダ政府は国一丸となって戦略的にICT産業の育成を掲げてきたという。その影響もあって国内では子供から若者を中心にがITへの興味関心が非常に高いという。

そんなルワンダでIT人材を育成すべく奔走している日本人がいる。東京・渋谷のプログラミングスクールDIVE INTO CODEの代表野呂浩良氏だ。

筆者が野呂氏にインタビューを実施したところアフリカのIT事業、IT人材について興味深い話が次々と出てきた。ここに紹介させていただきたい。


DIVE INTO CODEはDIVE INTO CODEの代表野呂浩良氏(左)「プロのエンジニアになるために挑戦する人が、チャンスをつかめる場をつくる」をビジョンに掲げ、Web/機械学習エンジニアとして就業することを目指す人を対象としたITエンジニア育成スクール。2015年10月よりスクール事業を開始。現在までに、累計で約4,000名がセミナーやスクールを受講。Webエンジニアコースと機械学習エンジニアコースを提供。2019年7月、ルワンダにプログラミングスクールを開校。