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Uターン介護のため会社を辞めた「30代独身男性」の悲しすぎる未来

優しさがかえって苦しさに

「孫」まで巻き込まれる介護大国ニッポン

人生100年時代と言われるように、いまや日本人は「長生きの時代」に突入しています。

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90代以上まで生きると、「子」が高齢者の仲間入りをすることも珍しくありません。そうした中、介護者である「子」が倒れると、次に「孫」が祖父母の介護に巻き込まれるということも少なからず起きています。

現在、親の介護をおこなっている人は、もし自分が倒れたら誰が介護者となるか、と考えておいたほうがいいでしょう。自分の子が(あるいは甥や姪?)、上2世代の介護を被ることになりかねません。

現在30代、40代の人もまた、冷たく思えても親や祖父母に介護が必要となった場合には一定の距離を確保したほうがいいでしょう。一旦距離の取り方を間違えると、そこから脱出することがなかなか難しくなってしまい……。

実際、そんな介護の罠にはまって「大失敗」したエイスケさんのケースを紹介しましょう。

 

父親の突然の死

エイスケさん(30代独身:仮名)は故郷長野を離れ、東京で会社員をしていました。

実家では、両親が父方の祖母(90代)と同居。しかし、そんな折に父親が病気で急逝。母親(60代)は夫の死を悲しむ間もなく、1人で夫の母親の介護を担うこととなりました。そして、心労からか体調を崩してしまったのです。