photo by Terry Ueda
# 飲食

絶好調ハイサワー女性社長が、それでも美尻カレンダーにこだわるワケ

3倍を心に、1円以下のお金こそ大切に

2020年は顧客と直接触れ合う企業が勝つ

イベントプロデューサーのテリー植田です。

イベントビジネスの最前線で日々、世の中の動向を見ています。そこから感じるのは、2020年は、企業のファンベースのイベントがますます増えて行く傾向になる、ということです。これは企業が自ら行うファン感謝祭のようなイベントです。

「企業自ら行う」というのは、時に社長であり、部長であり、開発者であり、営業担当者であり、広報担当者等が主体となって、直接お客さんと触れ合うコミュニケーションの場としてのイベントを行っていくようになる、という意味です。

このようなファンとのコミュニケーションを率先して行ってきた企業として、私がかねて注目しているのが、今年創業92年となる飲料メーカーの老舗・博水社。そこで今回、博水社3代目社長である田中秀子さんに、レモンサワーブームとハイサワー躍進の秘密について直接お話を伺いました。

 
博水社3代目社長・田中秀子さんとハイサワー号

「わるならハイサワー♪」誕生秘話

1980年代、日本初のレモン入りお酒の割り材(お酒を割るための炭酸飲料)であり、「わるならハイサワー♪」のテレビコマーシャルが放送され話題になって以降の博水社の定番商品・ハイサワー。女優・歌手の芦川よしみさんが出演していたあのコマーシャルです。「お客さん、終点だよ」のフレーズを思わず覚えてしまったという人も多いはず。

博水社は、1928年に田中武雄商店として創業し、30年にラムネ・みかんジュース・サイダーの製造を開始。のちに炭酸飲料メーカーとして「ハイサワー レモン」をはじめとする割り材を販売してきました。1980年に販売を開始した「ハイサワー レモン」は、焼酎をハイサワーで割ると果汁たっぷりのレモンサワーが作れるというもので、当時としては画期的な商品でした。

しかし、割り材がヒットしたとはいえ、中小企業である博水社がテレビコマーシャルを集中的に流すのは資金的に難しいものがありました。それを実践できたのには、ある理由がありました。