松屋vs吉野家、いま牛丼業界で「テイクアウト戦争」が激化してるワケ

外食産業で大切な3つのポイント
平野 和之 プロフィール

かつて、ローソンの新浪剛史元CEOが、「コンビニでプレミアムが売れるとは思わなかった」という趣旨の発言をしていた。しかしローソンに限らず、今や「プレミアム商品」は、コンビニでこそ売れている。

 

同じことが、ファストフードでも可能である。かつてロッテリアが、A級グルメバーガーを出すなどの工夫が見られたが、筆者はこれよりも一層高級な路線を想定している。実際、回転寿司などではプレミアムで値段の高い商品がよく売れている。

店舗の立地がいいチェーン店は、ヒット商品が一つ出ればV字回復をすることができる。牛丼チェーンは好立地だからこの条件に適合している。

ヒントは海外にもある。海外では、「熟成肉」や「人工肉」など肉の種類も多様化している。同じく海外では霜降りより赤身が人気で、「ヘルシーな牛」という一見するとやや矛盾しているようなニーズも出てきている。

赤身肉〔PHOTO〕iStock

アメリカで成功したビジネスモデルの多くは日本で成功する法則も踏まえれば、海外で人気の牛丼のメニューにも、今後のイノベーションのヒントは隠されているかもしれない。いきなり導入すると、散々な結果に…という場合もあるけれど。

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