画像:株式会社丸井グループ

マルイ・エポスカードが「オタクの愛で絶好調」の理由

アニメコラボカードで大成功

ここ2、3年、女性向けのアニメブームは急速に盛り上がっていて、特に女性向け恋愛アドベンチャーゲームやBL(ボーイズラブ)と呼ばれる若い男性同士の疑似恋愛を扱った作品が人気になっています。

実はこの影響がクレジットカード発行の現場にも確実に押し寄せていて、キャラクターカード(アニメの主人公やゲームの登場人物をカード券面にあしらったカード)が複数のカード会社から発行されています。

その中で、トップを走るのはマルイの発行する「エポスカード」。『週刊少年ジャンプ』の人気マンガ『銀魂』のキャラクターを取り込んだ「銀魂エポスカード」やゲーム由来の『うたの☆プリンスさまっ♪』。「テニスの王子様」など人気漫画やゲームのキャラクターのカードを次々と発行して話題をさらっています。

 

時価総額6000億円を突破

そのおかげもあって、「エポスカード」を発行する丸井グループの業績が好調です。

株式会社丸井グループの2019年3月期の連結決算は、売上収益(売上高)が2514億円で前年比5%増、純利益が253億円で同21%増でした。エポスカードの会員数は688万人で5%増となっています。

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この勢いは今も衰えず、2020年3月期の連結決算は売上収益2590億円(前年比3%増)、純利益275億円(同9%増)が見込まれています。純利益は1991年度以来の高利益となっています。

これらの数字から、丸井グループの業績がここ数年、右肩上がりであることがわかります。株価にもそれが如実に表れていて、年初来の高値を付けた12月11日は2703円で取引を終えています。時価総額は6000億円を優に超えました。

これらを百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスと比べてみると同じ日の三越伊勢丹ホールディングスの終値は1012円で時価総額は約4000億円。いずれも丸井グループが大きく上回っているのです。