中国は本当に特殊なのか? 揺らぐ「民主主義と市場経済」の優位性

ビッグデータが突きつける先進社会の姿
野口 悠紀雄 プロフィール

ビッグデータをどう扱ったらよいのか?

ビッグデータは、比較的最近登場したものなので、その取り扱いについての社会的なルールが確立されていない。

それをプラットフォーム企業が勝手に使って良いのか? あるいは、個人データの所有権は個人にあるのか? こうした問題をめぐってさまざまな議論がなされている。

 

GAFAの規制や、プロファイリング禁止等の考えが出されている。しかし、いずれも実効性のあるものになるとは考えられない。

新しい情報技術の望ましい面や経済活動を効率化する面を利用しつつ、しかもそれによる弊害をどのようにしてコントロールできるか。これは簡単な問題ではない。

これまでとは違うルールが必要になる。それは社会の基本的な仕組みの変更を要求する問題なのかもしれない。