山口組、高山若頭が年末の会合で配った「意外な手土産」の意味

これは「再統一」への狼煙か
時任 兼作 プロフィール

「とてもそんな状況にはない。神戸側がやったのは(2019年)8月の事件くらいだ。しかも、当初は練達のヒットマンを飛ばしたとみられたが、ふたを開けてみれば山健組組長の中田(浩司)自らが出張っていたことが明らかになった。

人材面、資金面で山口組とは雲泥の差だ。神戸側には、諦めムードが漂っている。いくら上から気合を入れられたって、従うつもりもないだろう」

 

配布された「Vシネマ」

暴力団情報に通じる捜査関係者は、8月末に神戸市内にある弘道会事務所前で高山氏の留守宅を預かる立場の弘道会系組員が銃撃された事件を例に挙げ、そんな分析をした。そして、神戸山口組内の様子について、こう明かした。

「どうやら、引退したいという者が続出らしい。中枢幹部ですら、ぐらついているようだ。実際にそう宣言して、途中で帰ってしまい、その足で警察に解散届を出した者もいるし、なかには『引退するから、勘弁してほしい』と第三者を介して高山氏に申し入れている者さえいる」

「白旗」を上げる者まで出たというのだ。

だが対する高山氏は、これに手を緩める気配はない。山口組は12月11日、名古屋市内で「事始め」の会合を開いたが、その際に象徴的な出来事があったという。警察幹部が語る。

「手土産に新巻鮭が配られたという話があったが、それ以上に興味を引いたのが、配布されたVシネマだった」