なぜ若者は「政治」が嫌いなのか? その根本的理由がわかった

批判ばっかりで面白くない…
原田 曜平 プロフィール

重視するのは「実現可能性」

原田 やっぱり、自分のことが刺さっているんですね。政治の世界も、キャッチコピーをたくさん散りばめて投げれば、みんなに何かが刺さるという状況なのかもしれません。では、Fさんはどうですか?

F(女性) 私はインターンシップなどを通して政治に興味を持っていたので、TwitterやインスタグラムやFacebookでいろんな政党をフォローしたりして、自然と情報が入ってきたので、それで投票に行きたくなりました。

原田 Fさんの基準はどこだったんですか?

F 実現可能性が大事だと思っていて、れいわ新撰組が「消費税をゼロに」と訴えていたんですけれど、それは無理だと思うんです。私たちはずっと消費税がある時代を生きてきているし、それをいきなりなくすのは難しいだろうなって。「ゼロだったらいいな」とは思うんですけれど、現実的じゃない。

 

原田 Gさんはどうですか?

G(女性) 私は去年の参院選で初めて選挙権を持ったので、行きました。メディアでバイトしてるんですが、年上の人や意識高い系の人と知り合うことも多くて、選挙の話もよく耳にしていました。大学生って全然選挙に行かないんだろうな、と思っていたんですけど、意外と政治に関心ある人はいるんだなって。

私の周りでは同学年の友達5人のうち2人は行っていて、一人はお父さんが政治に詳しくて行け、と言われている人、もうひとりは自分から政治に関心を持っている感じでした。直接話した人はそんな感じだったんですけれど、インスタのストーリー見ていると、「投票完了」のGIFをつけている子も結構いて、お祭りみたいな感じでみんな行っているんだなと思いました。

原田 インスタか……おじさんにはなかなかわからない文化ですね。インスタ側の、投票を促す仕掛けだったのかもしれない。Gさんの投票する基準は何だったんですか?

G ジェンダーや幼児教育に注目していました。自分がいま結婚して子供を生みたいという気持ちが起きなくて。日本の現状を見ると、保育園が足りなかったり、子育てにするのにお金がかかるのに、支援が少なかったりする。それなのに、少子化が問題だとか言われても……制度が充実すれば、結婚や子育てを考えるかもしれないので。ただ、どこの政党も、そういう政策に力と入れるとは言っているんですよね。