「クラシック・ブルー」ってどんな色

「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2020」に選ばれたのは、広大で無限の夜空を思い起こさせる限りない「クラシック・ブルー」。目新しさを追求するような色ではなく、シンプルでありながら、エレガントな雰囲気も感じられる、時代を超えて愛される色合いです。宇宙のような広がりのある「クラシック・ブルー」は、1日の終わりを告げるように、穏やかなムードをもたらします。

深いブルーの花がちりばめられたパンツルック photo by gettyimages

日常生活にAIが導入されるようになり、便利になった反面、AIの処理能力と競わされるような感覚を覚えることもあるのではないでしょうか。テクノロジーが目覚ましい進歩を遂げる時代だからこそ、より深く考え、視野を広げ、信頼できる安定した基盤を作りたいという欲求が湧き上がってきます。表層的な満足ではなく、落ち着いた雰囲気の中で、人々を優しく包み込むような安心感のある色に、多くの人々が惹かれるのは自然なことなのかもしれません。

また、カラー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた色は、その年で流行が終わってしまうのではなく、地層のように積み重なっていくと考えられています。たとえば、2019年のリビング・コーラルや2017年のグリーナリーのようなネオンカラーは、ライフスタイルやスポーツの領域だけでなく、ファッションのランウェイでも見られるようになりました。リビング・コーラルやグリーナリーは、2020年のクラシック・ブルーと組み合わせても、美しい調和が得られます。

カラー・オブ・ザ・イヤーとは、色そのものの提案であると同時に、新しいコンセプトを示しているのだそうです。