元フジテレビアナウンサーで俳優・タレントの八木亜希子さん(54歳)が線維筋痛症と診断され、芸能活動を当面休止することがわかった。

この「線維筋痛症」は、体に非常に激しい痛みが起こる病気で、患者の約8~9割は女性で、予備軍も加えれば人口の1.6%、約200万人もの患者がいると言われているのだ。

あのガガも線維筋痛症に長年悩んでいた

実はこの病気、八木さんだけでなく、2017年秋に、米国の歌手のレディー・ガガがこの病気をカミングアウトして話題になった。

レディー・ガガのツイート。線維筋痛症は英語でFibromyalgia という 

予定していたヨーロッパ公演やブラジル公演などをキャンセルし、一時活動を休止した。その闘病の様子は、netflixで彼女のドキュメンタリー『レディー・ガガ:Five Foot Two』として配信された。そこには、痛みと戦いながら活動する姿が描かれている。

Net Flix レディー・ガガ:Five Foot Two

ドキュメンタリーには、強烈な痛みとけいれんに顔を歪めながら耐えるシーンがたびたび出てくる。自分を責める言葉を吐き、涙を浮かべる姿は、ステージで見る華やかなガガとはまるで別人のようだ。

「もう5年間のこの痛みと戦っているわ。だけど頭にくることに、私は我慢して頑張れちゃうの。アドレナリンが出ている時はいくらでも突き進める。でも痛みは消えてない……」

また、アメリカ版VOGUE(2018年9月)のインタビューでは、長年患っている線維筋痛症についてこう語り、ニュースにもなった。

「線維筋痛症なんて存在しない、と主張する人たちに腹が立って仕方がなかった。他にも同じような症状を持つ人は多いはず。私は、不安やうつ症状、PTSD、トラウマ、パニック障害がまるでサイクロンのように襲ってくる。すべての神経が暴走状態になって、神経の痛みが生じてしまう。みんな、痛みを感じている人にもっとやさしく寄り添うべきだと思う。線維筋痛症の痛みは、冗談なんかじゃない。毎朝目が覚めるたびに、今日は1日無事に過ごすことができるのだろうか、と不安でいっぱいになるのだから……」

ガガも苦しむ線維筋痛症の痛みの度合いは千差万別だが、ひどくなると身動きが取れなくなることも。「骨を引き裂かれるようなとてつもない痛み」、「ガラスの破片が体中に突き刺さるような鋭い痛み」、「痛みがひどすぎて息を吸うのも苦しい」、「体全体がこわばって、指先すら動かすのに時間がかかってしまう」と、痛みの感じ方もさまざまだ。が、このような壮絶な痛みを感じる人も少なくない。痛みの範囲も、局所から全身に広がり、長期化している人も多い。