2020年「日本経済終了」説の実相…アベノミクスの賞味期限か?

「バブル最高値」から今日で30年
鏑木 邁 プロフィール

本当に怖いのは、2020年ではなく…

来年はいよいよ日本経済の節目となる東京五輪を迎える。

かつては「東京五輪が終われば日本経済も終わる」との悲観論も説かれたが、証券業界関係者は楽観的な向きが多い。半導体の国内外の在庫調整が一巡し、次世代通信規格「5G」向けの需要が見込まれる上、何と言っても、消費増税対策で実施される26兆円規模の大型経済対策があるためだ。ネット証券ストラテジストはこう見通しを話す。

 

「景気後退局面でもないのにあれだけの規模の経済対策を打てば、来年の景気は悪くなりようがない。今年は米国のトランプ大統領の発言や米中貿易協議の進展に左右される相場展開でしたが、来年はトランプ大統領も再選を控えて、株価を意識した動きをしてくるでしょう。これら国内外の要因からいって、世界経済は悪くはならないし、どちらかといえば上向くとみられます。

そういう意味では、再来年が最も怖い年になりそうです。経済対策もずっとふかし続けるのは難しい。トランプ氏も再選してしまえば無茶な経済政策をとらなくてもいいわけですから」

来年の東京五輪を乗り切った後が、日本経済の「本当の勝負どころ」となりそうだ。