2020年「日本経済終了」説の実相…アベノミクスの賞味期限か?

「バブル最高値」から今日で30年
鏑木 邁 プロフィール

日本の国際的地位の低下によって、東京の外資系金融の日本株式担当者も数が減っている上、『日本担当』という肩書きではなく『アジア担当』という風に、ワン・オブ・ゼムの位置づけになってしまいました。

今の日本市場は事実上、米国市場の写し相場で、日本単独の要因で株価が動くことはほとんどありません。今のアジア投資の中心は言うまでもなく中国ですから、仕方のないことかもしれませんが、かつての勢いは見る影もない」

 

さらに、別の大手証券のストラテジストは海外投資家の日本に対する理解が著しく低下している現状を危惧している。

「かつては東京在住20年以上、日本についての知識がそれこそ日本人よりもあるような外国人トレーダーが大勢いたものですが、今はせいぜい2~3年の駐在がほとんど。

そのため、日本人のストラテジストが面談すると、まず聞かれるのが『安倍政権の基本的な構造』。『安倍政権はなぜ安定しているの?』とか『自民党の二階俊博幹事長って、何をしている人なの?』といったことです。一昔前は彼ら独自の人脈も興味関心もあったのでしょうが、日本自体が残念ながら、そこまで深く理解すべき対象だとは思われなくなっているようです」