年末年始、病院に行く、行かない?

最後に、動物病院に連絡する際に、伝えるべきポイントについてお伝えしておく。かかりつけの病院であれば、診察券番号や名前を伝えればカルテ情報が出てくるだろうが、年末年始に普段とは違う病院に行く必要が出てくることもあるだろう。その場合は下記を参考にしていただきたい。

・ペットの種類・品種・年齢・性別

・現状の問題点(1日に◯回吐いている、食欲や元気がない、など)

・呼吸状況(いつもより回数が多い、口を開けて呼吸をしているなど)、粘膜の色(歯茎、耳の内側、肉球などが普段と比べて白くないか)、意識レベル(呼びかけに反応するかなど)、嘔吐や下痢の有無、発作やけいれんの有無など

・飼育環境について(屋外飼育かなど)
片川家の愛犬オグトくん。できそうなら、歯茎の色も普段から見ておこう 写真提供/片川優子

冒頭でも述べたように、年末年始などは、なんとなく皆浮き足立ち、例えば孫が来たり、実家に帰省するなどで、普段とは違う生活環境になることも多く、ペットはストレスを感じやすい。そして、吐いたり、下痢をしたりと、そのストレスが消化器症状となって飼い主にもわかる形で出てくることがある

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また、「ちょっとくらい分けてあげよう」という気持ちから、クリスマスからお正月にかけて、普段食べつけていない食べ物をペットに与えてはいないだろうか。高脂肪食や無分別な食事は、急性膵炎などといった重篤な消化器疾患を引き起こす原因となる

「食べたそうな目をしているから…」と食べなれないものをあげてしまうと、身体を壊す原因にもなる Photo by iStock

ついつい慌ただしくなりがちな年末年始だが、加えてペットが急病になってしまっては大変だ。食生活を含め、ペットにはなるべく普段通りの生活をさせることが、全員ゆっくりと年始を迎えるコツかもしれない。