下痢について

下痢は、症状から「小腸性」と「大腸性」の大きく2つに分けられる

小腸に原因がある場合、1回にする便の量は多く、あまりしぶることはない。つまり、便を出したくても出せない、ということはなく、排便の頻度もそう多くない。しぶりがないので、本人に便意もないままトイレ以外で大量に下痢をしてしまうこともあるので、粗相をしても怒らないであげてほしい。なお、顕著な下痢がなくても、小腸に異常があると栄養が摂取できず、気がつくと体重が減っている、ということもあるので、定期的に体重を測ることも大事だ。

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大腸性の下痢の場合は、何度も排便姿勢をとるわりに便が出なかったり、少しずつ何回も下痢をする。ゼリーのような粘液混じりの便であることも多い。

下痢の場合も、この小腸性か大腸性かでその後の治療方針が変わってくるが、上記の特徴は参考までに見ておいてもらえばいいだろう。獣医師は診断のためにいろいろ質問するので、出来るだけ症状を覚えておいて、病院ではそれを話してもらえればよい

また、下痢がどんな色だったか、血は混じっていなかったか、なども貴重な情報になるので、すぐに処理をしてしまわず、写真を撮るか、場合によっては病院に持参しても良いだろう。寄生虫が原因の場合は、下痢便から寄生虫やその卵が見つかる場合もある。

特に犬はストレスで消化器症状が現れやすく、トリミングや花火大会のあとに吐きや下痢といった消化器症状が出て病院に連れてこられることも多い。

トリミングなどの環境の変化で下痢をすることもある Photo by iStock

実際我が家の犬も、普段はストレスなんて無縁なひょうきん者なのだが、トリミングの翌日、ひどい下痢になったことがある。下痢以外は、普段と特に様子も変わらず、元気もあったので、その日1日食事を抜いて様子を見ていたら、翌日から便が固まり始めた。

いつ病院に行くべきかは後述するが、原因に心当たりがあり、症状が一過性でだんだん良くなっているのなら、すぐに救急病院に駆け込む必要性は低いと言えるだろう。