閲覧注意…70代男性は2000本のペットボトルに囲まれて息絶えた

特殊清掃業者も戦慄した「孤独死」現場
小泉 カツミ プロフィール

夏場に集中する特殊清掃

「特殊清掃の依頼は、完璧に夏場に集中します。それはやっぱり『匂い』なんですね。夏場は遺体の腐敗が進むのが早い。匂いが漏れて、近隣のクレームから発覚する場合がほとんどです。

熱中症で亡くなる方もいますが、夏場に特段多く孤独死が起こるわけではありません。そうではなくて『匂い』が出やすいので、見つかるケースが増えるんです。だから、涼しくなると依頼はピタリと減少します」(伊藤さん)

冒頭の70代男性の部屋。何故住人はペットボトルを溜め込んでいたのか
 

ということは、実は誰からも発見されない死体は年中あるということか。

「そう、冬場も亡くなっているんです。でも、隠れている。それが暖かくなって『匂い』が出て気づかれる、ということなんですね。つまり、何ヵ月も、下手をすれば半年以上放置されるケースがある。遺体がミイラ化したり、土っぽくなっていたりということもあります。死んだことにも気づいてもらえない…そんな悲しい現状もあるんです」

こんなケースもある。

ゴミ屋敷に住んでいた高齢女性が行方不明になり、家族が専門業者にゴミの処理を依頼したところ、ゴミの中からミイラ化した女性の遺体が現れたというのだ。

郵便受けに新聞などが溜まっていたり、電気のつけっぱなし、また窓に大量の蠅がたまっていて不審に思った近隣者が、大家さんや警察に通報することもあるようだ。