米製薬ベンチャー開発者が明かす 日本人が「海外で活躍できる理由」

リケジョだって活躍できる!
中鉢 知子 プロフィール

ただ聞き取る方は北米の英語と日本訛こそOKなのですが、インドやフランスの人たちの英語はわからなくて苦労しています。

もちろん言葉だけでなく、文化的な違いも克服する必要があります。国が違えば「常識」も異なりますから、とかく遠慮しがちな日本人のままでいると「あなたはあまりにも人がよすぎる」と言われてしまいますね。

 

私はアメリカとカナダで合計5年間ポスドクをしていたおかげで、遠慮せずノーと言うことができるようになりました。

──日本の大学を出ただけでは、外国人と対等に渡り合うことは難しいのでしょうか。

日本の医学部で学んだだけだと言葉の壁を克服するのは難しいかもしれません。中国や韓国では教科書も英語を使っているようですが、日本ではそもそも先生が英語を話せませんからね。でも日本人の医学部の学生さんの中には、欧米の医学部卒業資格を取得して現地の医師免許を取るような人も出てきているみたいですよ。

──そうなんですか、すごく意欲的ですね。

私は日本の医師がもっと海外で活躍して欲しいと思っているのです。日本の医師免許では海外の患者さんを診察することこそできませんが、製薬会社に入ればどの国の免許であろうと「医師」として接してくれますし、治験に参加する世界各国の医者の皆さんも対等に接してくれます。

一人でも多くの日本人の医師の方に製薬会社での医薬品開発に興味を持ってもらい、この分野で世界を舞台に活躍してくださることが私の願いです。

企業研究者

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