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# 環境問題

グレタさんばかりが注目される「COP25」の日本人が知らない現実

国連事務総長は何に「失望」したのか

グレタさんばかりが注目されるCOP25の「現実」

スペインのマドリードで12月2日から開催されていた国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)が12月15日に閉幕した。

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その後、各メディアは、「成果なし」「合意に至らず」「合意は先送り」と報じた。さらに、グテーレス国連事務総長が、閉幕直後に自身のツイッターで「失望した」とつぶやいた。

それにより、事情をよく知らない人は、「やはり気候変動対策みたいな話は進展しないのではないか」と感じているかもしれない。

私は9月に開催された国連気候アクション・サミットの後にも現代ビジネスに寄稿をしたのだが、前回と同じく今回も、スウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥーンベリさんが何を言ったか、何を言わなかったかという話題や、小泉進次郎環境大臣が何を言ったか、何を言わなかったかという話題が溢れかえった。

 

グレタさんの声は、賛同する人にとっても、反対にするにとっても、大きな影響力を与えていることは間違いない。また、環境大臣が日本を背負って何を言うかも、当然重要なことだ。

だが、それ以上に、今回COP25で何が話し合われ、何は合意に達しており、何が課題になっているか、世界はどこに向かおうとしているかを掴むことが大事なのではないだろうか。