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沢尻エリカも真っ青…NHK紅白歌合戦「降板劇」の悪夢を振り返る

代役出演、実はこんなにありました

ご難続きの大河ドラマ。一方、紅白は…

「キャスト」と「視聴率」が毎回話題になるNHKの番組といったら、大河ドラマ、連続テレビ小説(朝ドラ)、そして紅白歌合戦をおいて他にない。いずれも半世紀以上の歴史を持ち、あまたの名場面を送り出してきた看板番組だ。

メディアの多様化や録画機器の普及でテレビ全体の視聴率が低下しているなか、この3番組もかつてほど数字が獲れなくなってはいるものの、そこは全国放送のNHK。伝統ある番組に出演することは各メディアで大々的に報じられることに加えて、幅広い年代層に顔と名前が浸透することにも繋がるため、歌手にとっても、俳優にとっても、メリットは大きい。

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来年の『麒麟がくる』で大河初出演が決まったときの沢尻エリカが記者会見で「約20年間、芸能界で培ってきたものや築き上げてきたものを作品に捧げたい。沢尻エリカの集大成をここで」と言って涙ぐんだのも、「大河に出てこそ一人前」という思いがあったからだろう。

だが、ご存じの通り、その思いは泡と消える。11月16日に沢尻が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたため、NHKは川口春奈を代役に立て、彼女の出演シーンをすべて撮り直すことを決定したからだ。

実は最近の大河はキャストに関してご難続き。昨年放送された『西郷どん』では、自身の不倫が報じられた斉藤由貴が出演を辞退、ナレーションを担当する予定だった市原悦子も体調不良のため放送前に降板し、それぞれ南野陽子と西田敏行が代役を務めている。

 

今年の『いだてん~東京オリムピック噺~』では3月にピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたため、急遽、三宅弘城を代役に起用。10月に徳井義実の所得隠しが発覚すると、出演シーンの縮小という対応を余儀なくされた。

過去には、病気降板した渡哲也に代わって松方弘樹が主役を引き継いだ『勝海舟』(74年)などがあり、朝ドラでも主演女優の体調不良から放送中に主役が交代した『いちばん星』(77年/高瀬春奈→五代路子)や『春よ、来い』(94~95年/安田成美→中田喜子)の例がある。