2019.12.31
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オステリア・ルッカで、「新しい始まり」に向かって、スランジバー!

タリスカー・ゴールデンアワー最終回

提供:MHD

⇒前編【桝谷周一郎シェフ特製、シマジスペシャルコース】から続く

(構成:島地勝彦、撮影:立木義浩)

桝谷: ボブさん、タリスカースパイシーハイボールのお代わりをいただけますか。調子に乗ってべらべらしゃべっていたら喉が渇いてしまいました。

ボブ: もちろんです。遠慮なくおっしゃってください。

桝谷: ありがとうございます。厨房の中にいながら、すみません(笑)。

シマジ: そういえば先日、帝国ホテルの2代目総料理長で、いまは特別料理顧問をしている田中健一郎さんから「島地勝彦公認料理番にしてください」と有り難いお言葉をいただいたんだけど、田中さんが「シマジさんを依怙贔屓しているシェフたちに会ってみたい」というんだよ。

以来、わたしのお気に入りの店を2人して回っているんですが、ここ「オステリア・ルッカの奥出雲和牛のことを話したら、是非食べてみたいといっていたよ。

そのとき「シマジさんのお気に入りの部位はどこですか」と訊かれたので、「それはモモ肉のなかに少しだけある『第二のヒレ肉』です」と答えたら、「ラムシンという部位ですね。ますます賞味したくなりました」というんだ。周ちゃん、田中料理番をここにお連れしてもいいかな。

桝谷: えっ!? 帝国ホテルの田中健一郎料理長をですか? シマジさん、悪い冗談はよしてください。田中さんの目の前でぼくに料理を作れというんですか? 勘弁してくださいよ。

シマジさんが尊敬する柴田錬三郎先生や開高健先生の目の前で原稿を書くことを想像してみてください。そんな怖ろしいことが他にありますか? ちなみに、いままでどこのお店に行かれたんですか?

シマジ: 築地のお座敷天麩羅「おかめ」と、自由が丘の「渡」と、西麻布の「コントワールミサゴ」に行ったかな。わたしのお気に入りの店にはすべて、マーキングのように、タリスカースパイシーハイボールのセットを置いています。

まあ、かたいこといわず、正月休みにじっくり考えてみてよ。

ボブ: 田中さんにはこのタリスカーゴールデンアワーにも出ていただいたことがあります。とても穏やかな紳士ですよ。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58403

桝谷: ボブさん、テレビの料理番組で穏やかなお顔はよく拝見していますし、そりゃあ普段はやさしい紳士でしょうけど、こと料理に関しては鬼のように厳しいはずですよ。あんな偉大な方の目の前で……

ヒノ: まあまあ、田中料理長のお話はこれくらいにして、桝谷シェフの話題に戻りましょう。桝谷さんは若いとき中国でイタリアンの店をやられていたそうですね。

桝谷: よくご存じですね。そうなんです。ぼくは16歳でこの世界に入ったんですが、縁あって20歳から24歳ぐらいまで、北京でイタリア料理店を任されて働いていました。いまとちがって、そのころの北京は洋酒とか洋食の材料を手配するのが大変で、苦労しました。

シマジ: ということは、1993年か94年あたりから4年近く、周ちゃんは北京にいたんだね。当時の北京はどんな感じだったの?

桝谷: あのころの中国は経済発展前夜で、いまの様子からは考えられないほど貧しかったです。市民の服装もまだ人民服が多かったころです。それが、ある日突然、ガラッと変わりまして、いまや完全に別の国のようです。

シマジ: ちょうどバブルが始まるタイミングだったんですね。たしかにこの20年ぐらいの変化はもの凄いよね。

桝谷: シマジさんはあまり興味ないかもしれませんが、いまの北京や上海に行ったら、東京なんかよりもずっと大都会ですよ。

ボブ: そしていま、中国ではウイスキーが大変なブームです。

シマジ: そうらしいね。伊勢丹のわたしのバーにきてポートエレンをストレートで飲むのは、だいたいアメリカ人と日本人と中国人です。

ボブ: そもそも桝谷シェフは当時、どうしてまた中国に行かれたんですか?

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