住宅ローン「金利の低さ」だけで選ぶと、こんな悲劇が起こります…

ローンの借り方・金利の選び方のコツ
平井 美穂 プロフィール

「シミュレーション」がとにかく大事

実際に商品を決める時には、総支払額の試算をして比較してみるのが一番です。先ほどの3年固定金利と変動金利の例で返済額の差を比べてみましょう。5000万円を35年元利均等返済で借ります。

〈3年固定金利〉
当初3年間(0.39 %):月々返済額12万7376円
4年目以降(0.625%):月々返済額13万2133円
35年間の総返済額:5532万円

〈変動金利〉
通期(0.525%):月々返済額13万345円
35年間の総返済額:5475万円

変動金利の方が当初金利は0.525%と高くても、4年目以降には逆転して低くなり、総返済額を57万円減らすことができます(もちろんこれは、金利が変動しないことが前提ではありますが)。

 

その他、諸費用にも注意が必要です。金利が少し高くても諸費用が安いために総支払額は安く収まるケースもあります。住宅ローンを選ぶときには、全期間における金利優遇条件やローンに関わる諸費用もすべて含めて考慮し、最終返済までの支払い総額を比較シミュレーションしてみるとベストな商品がみつかるでしょう。